『べーっ』ができるのは大切な事
せっかく用意したご飯を『食べた~』と喜んでいたら吐き出してしまった・・・
何だか食べないよりショックですよね。
私も子供の離乳食をあげた時に経験有です。。。
まずは『べー』ができるのは大事な事だという事です。
舌の発達
『母乳やミルクを飲むお口』から『ご飯を食べるお口』への変化の中には
『舌の発達』も含まれています。
私たちが思っている以上に『舌』っていろいろな役目を果たしてくれています。
赤ちゃんが離乳食を初めて食べた時に
『ゴックン』できるのは舌が食べ物を喉の方に送ってくれてるから。
骨付きの魚を食べて
『骨が喉に入ってしまいそ~』ってところを『舌』を使って出そうとした事ありませんか?
そうなんです!
出す時も舌を使っているんです!!
舌の動きが発達しないとできないんですよ~
食べてくれなかったらさみしいんだけど『べーと出す』って
意外と大切なんだな、それができてよかったな、と思ってくださいね。
窒息しないように大人が気を付けてあげる事がもちろん先ですが
飲み込むこと、また食べると自分に害があると思った時に
それを出す事ができるのはお子さん自身が自分の命を守る事にもつながります。
『べーっ』をする理由を考えてみる
『出す事が大事』とは言っても
出してばかりでは困ってしまいます。
赤ちゃんにもいろいろ事情があるんでしょうけどね・・・・
体の中に今まで見た事のない異物(食べ物)が入るので
警戒しているのかもしれません。
で
それを推測してみると・・・
- 味が嫌い
赤ちゃんは酸味や苦みが強いものは本能的にあまり好きではありません。
ご飯を食べていく中で食べ慣れて好きになっていきます。
- 飲み込めない
唾液とうまく混ぜ合わせられないので飲み込むことができない。
離乳食を始めて間もない場合は
・粒々があったり
・粒々が固めだと
飲み込みにくい場合も。
離乳食が固形になってきて、いわゆる『モグモグ』する回数が少ないと
唾液とうまく混ざらなくてうまく飲み込めません。
- この栄養は今の自分に必要ないかなー、と思った時
お腹がいっぱいだから食べたくないってね。
など、まだ他にも理由があるかもしれませんが
こんなところで一度原因を探ってみてください
対処法
上記のお話は今まで相談でお話した方の中での経験から記載しています。
個別でお話しないと根拠をはっきり示す事はできないのですが
食べさせる側としては『ベー』に対して反応し過ぎず
『食べにくかった?』
とか
『○○初めてお口に入れたねー』
とか
『前はゴックンしたけど今日はどうしたの?』
などとお話したり
『べーしちゃったね』
と出したものをサッと片づけて
もう食べないようなら
『ごちそうさましようね』
と食事の時間を終わらせてください。
特に1歳を過ぎるころから食べさせる側の反応を楽しむお子さんもいるので
『これも成長の証』と過剰に反応しないようにする方がいいかもしれませんね。
脅かすわけではありませんがお口の感覚が敏感だったり
アレルギーのある場合もありますのでお子様の様子を観察して
適切に対処する必要がある事をご理解ください。
必要な場合は医療機関や専門家にお話をきいてみるといいのかもしれません。
何か参考になる事があったら嬉しいです。